ネットの世界で女性によるボイスチェンジャーの利用ケースは、数え切れないほどあります。オンライン上でのボイスチェンジャーを使う上での女性特有のニーズについて話を進める前に、ボイスチェンジャーが私たちのオンライン上の活動にどのように影響してくるかを一度考えてみましょう。
今まで以上に、私たちのオンライン上のアイデンティティーは、普段のオフラインでの実生活にとっても重要な存在になってきています。目的がビジネス、ホビー、教育であれ、インターネットを介したコミュニケーションにおいて、我々は他人との繋がりを重要視するようになりました。日常的に VoIP(Voice over Internet Protocol)を手段として相手とコミュニケーションをする中で、私たちのアイデンティティーは「声」そのもので定義されてしまいます。オンラインゲームをプレイする場合、ゲーム内のアバターが私たちを表現し、ビジネスにおいては、私たちは「声」の微妙な使い分けによって相手へ敬意を表し、依頼をし、アイディアを伝え、意思疎通を図っています。
しかしながら、私たちはオンライン上のペルソナを臨機応変に使い分けているのにもかかわらず、私たちの「声」は依然どこでも同じままです。これからのボイスチェンジャーは、単なるソフトウェア・ソリューションに留まらず、私たちのオンライン・アイデンティティを拡張または補完してくれるものだと思っています。
メタバース時代のボイスアバター
我々が提供するソフトウェアは、個人が簡単に複雑な音声処理を行うことで、音を自由自在に演出し、声の特徴をさらに拡張させることを可能にします。例えば、声を低くしたり、高くしたり、エコーのようなエフェクトを加えたり、コミュニティーが作成した象徴的なキャラクターボイスを利用したり、実に方法は様々です。
これらの機能の具体的な使い道として、オンライン上で性別が分からないように使用するといった実用的なケースからもあります。また女性声のボイスフィルターは、MMOキャラクターのロールプレイをより効果的に演じるためにも使われています。
むしろ、女性声だからと言ってボイスフィルターを使ってみない理由はあるでしょうか?たとえ自分の声が正確に自分を表現しているとしても、たまには女性のスーパーヒーローや物語のプリンセスのような声を使ってみるのはきっと楽しいでしょう。また、オンライン上で見知らぬ人とコミュニケーションをするのが不安な人も、ボイスフィルターを挟むことで、精神的にも距離を保つことができるでしょう。
普段の生活の中でも、女性がオンライン上で声を使う時に、女性であることを目立たないようにするためのボイスチェンジャーがあれば少し楽になる場面はきっとあるでしょう。例えば、女性の方が好きなオンラインゲームをプレイする中で、知らない他人と一緒になる時に、女性の声をマスキングすることは、不要なハラスメントやプライバシーリスクを防ぐことに大いに役立つと考えられます。
また、有名なタレントや著名人でも、たまにはリラックスしてFortniteやValorantのゲームに没頭したいことでしょう。その時に、声で身元が明かされることを心配せず、ゲームに思いっきり参加できることは同等に重要だと我々は考えています。
上記の例に限らず、すでにオンラインでは多くの女性の方が本来の声とは異なる声で別のペルソナを演じ分けています。また多くのVTuberも、性別にかかわらず自由にキャラクターを作成していますが、そのためはボイスチェンジャーが欠かせません。さらに歌手の方も、オンライン上で演奏するときにボイスチェンジャーを取り入れることが多いです。
このように、ボイスチェンジャーの利用用途は実に様々です。さらに、サウンドボード効果音の組み合わせ、カスタムボイスフィルター、自分だけのフィルターを見つけることで使い道の可能性は無限に広がります。
Voicemod上での操作は実に簡単です。
以下の手順に沿ってご説明します。