EPOS GSX1000とVoicemodの最適な設定方法を紹介。ボイスチャットとゲーム内のサウンドを最適化できるPCゲーマー必須のオーディオデバイスを徹底解説。
EPOS GSX1000は、最高クラスの 7.1 サラウンドサウンドと、ゲームオーディオとチャット音声の個別ミキシング機能を備えた外付けDAC搭載アンプで、FPSプレイヤーなどゲーミングオーディオをパワーアップしたいユーザーに愛用されているオーディオデバイスです。4つのカスタムプロファイル、スピーカー、ヘッドセットモードを、指先でタッチ操作できるボタンで瞬時に切り替えられます 。こちらの記事では EPOS GSX1000とVoicemodの最適な設定方法をVoicemodパートナークリエイターのTwitchストリーマーのキムラ(ki_mu_ra_g)さんに紹介してもらいます。
EPOS GSX1000は手元で直感的に音量調整が可能な大型ダイヤルが特徴的な外観をしています。さらに四隅のタッチパネルで瞬時にプリセットの登録、切り替えが可能です。プリセットで用意されたEQ(イコライザー)で「eスポーツ」、「音楽」、「映画」など様々な用途で好みの音を選べるのが特徴です。さらに、ゲーム内の音響とチャット音源を個別に制御できるので、FPSゲームをプレイするときに、敵の足音など聞き分けるのに重宝します。
「音質やサラウンドサウンドもさることながら、ヘッドセットとスピーカーを同時接続して出力先を変更できる機能がとても便利です。FPSなどの対人ゲームにおいて足音、環境音などに集中してゲームをしたい時はヘッドセット、ひとりでまったり遊ぶようなゲームやYoutubeを見るときはスピーカーを使うなどシーンによって使い分けられます。EPOS GSX1000 の軽いタッチのダイヤルもなめらかな触り心地で操作感は抜群です。」- Voicemod パートナークリエイター キムラ(ki_mu_ra_g)
今回はEPOS GSX1000にゲーミングヘッドセット(マイク付き)を接続した場合の設定方法を紹介します。EPOS GSX1000 には以下の機能がボタンに割り振られております。
EPOS GSX1000 をPCに接続すると、Windows システムの音声出力先として『EPOS GSX1000 Speakers』と『EPOS GSX1000 Chat』の2つが選択できるようになっています。ダイヤルで調整した音量やEQ(イコライザー)、サラウンドの設定は『EPOS GSX1000 Speakers』にのみ適用され、『EPOS GSX1000 Chat』の方には調整前の音が再生されるようになっています。
Windows システムの音声出力先の設定は『EPOS GSX1000 Speakers』を設定し、Discordなど通話アプリの音声出力先は『EPOS GSX1000 Chat』を選択するといいでしょう。EPOS GSX1000 本体正面のダイヤルでゲーム音量を、本体側面にあるダイヤルでチャット音量を個別にコントロールすることもできるようになっています。
「EPOS GSX1000は設定できる項目がたくさんあるので、お好みの設定を見つけてプリセットに登録しておきましょう。個人的にFPSをプレイする際は『eスポーツモード、7.1chサラウンド、前方強調』で使用しています。こうすることで敵の足音がより鮮明に聞こえてオススメです。」- Voicemod パートナークリエイター キムラ(ki_mu_ra_g)
続いて、Voicemodでの設定を確認していきます。普段はご使用のマイクをVoicemodの音声入力に選択しますが、EPOS GSX1000 などのオーディオミキサーを使用している場合は、オーディオミキサーを選択する必要があるのでご注意ください。
「Voicemodの設定の入力音量に関しては、お使いのヘッドセットによって各自でお好みに合わせて調整してみてください。大きな声を出した時にゲージが黄色~赤の手前で止まる位を目安にしてください。ヘッドセットや声量によって個人差はありますが、おおよそ「60~80」くらいを目安にするといいと思います。」- Voicemod パートナークリエイター キムラ(ki_mu_ra_g)
続いて、音声設定画面より、Voicemodからの音声を出力するデバイスを選択してください。今回は自分の声のモニタリングをどこに出力するか選択します。
「EPOS GSX1000を使用する場合、Voicemodの出力先設定画面に『EPOS GSX1000 Speakers』と『EPOS GSX1000 Chat』の2つが選択できるようになっているので、どちらを選択しても自分の声を聞くことができますが、『EPOS GSX1000 Speakers』の方には事前に設定した7.1chサラウンドのエフェクトやEQがかかっているため、ボイスフィルターがかかっているか確認するためには自分の声の出力先は『EPOS GSX1000 Chat』にしておきましょう。」- Voicemod パートナークリエイター キムラ(ki_mu_ra_g)
続いて、Voicemodのアプリ画面の右下のスピーカーアイコンより、ボイスチェンジャー、効果音、ビープ音(ピー音)、システム出力音量(アプリ操作音)の出力音量を個別に設定出来ます。配信中に音が大きすぎると感じた場合は、こちらの画面より調整しましょう。
Voicemodを使用する際に、Windows側の音声入力や、使用する通話アプリ(例:Discord)の音声入力の設定もVoicemodを選択することを忘れずにチェックしましょう。使用デバイスをPCから抜き差しすると入力が変わることがあるので、適宜確認しましょう。
さあ、これで EPOS GSX1000とVoicemodの設定は完了です。実際にVoicemodを使うにあたって、Voicemodパートナークリエイターのキムラさん(ki_mu_ra_g)が日頃の配信やボイスチャットで使用しているボイスフィルターと、そのオススメの設定もお聞きしました。ぜひ参考にしてみてください。
ゲーミングヘッドセットのマイクでボイスチャットをする方は、基本的にはフレンドと一緒にゲームをする方が多いのではないかと思いますが、ゲーム音に埋もれないように、Voicemodの「Voice Enhancer」でノイズ抑制とEQをかけると銃撃戦の最中でも声が埋もれず、聞き取りやすい声になるのでオススメです。
具体的には、爆発音に埋もれる低音は削ります。中音と高音をやや上げめにして、抜けやすい音に調整してあげるのがコツです。さらに大人数でのボイスチャットであれば、自分の声のピッチも少しだけ上げるというテクニックもあります!
Voice Enhancerを使用するときには、以下の数値を参考にしてみてください。
Noise Reduction:0
低音:-3
中音:0
高音:3
ピッチ:50
ボイスの音量:100
さらに、EPOS GSX1000とゲーミングヘッドセットと合わせてEPOS B20 配信マイクなどのUSB接続マイクを別でお持ちの方であれば、Voicemodの音声入力をUSB接続マイクに設定し、Voicemodの音声出力を『EPOS GSX1000 Speakers』に設定することで、USB接続マイクでボイスチェンジャーを使用しながら EPOS GSX1000で自分の声のモニタリング音量を調節することが可能になります。
EPOS GSX1000 は便利で多彩な機能が数多く搭載されています。快適に使いこなすために、最後に設定方法をおさらいをしておきましょう。
EPOS GSX1000 とゲーミングヘッドセット、EPOS B20 配信マイクを組み合わせた使い方とVoicemodの相性は抜群です。ぜひこれらのデバイスとVoicemodで楽しくゲームをプレイしてみてください。